東京都昭島市にある動物病院 清水動物病院

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逆くしゃみ

犬や猫の生理現象で「逆くしゃみ」 というものがあります。
ヨダレやハナミズが喉の奥のヒダに引っかかった刺激で繰り返し激しく息を吸い込む行動です。

生理現象なので、逆くしゃみ自体は病気ではありません。
けれども大きな音がして動物が苦しそうにするので、よくご相談があります。

逆くしゃみの困ったことは、飼い主さんも獣医師も上手く説明できないことです。

「 ときどき突然息が苦しくなるんです。何て表現していいかわからないんですけれど...」
と困った顔をされます。

今は良い時代になりました。YouTubeに動画がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=AkVQO5PkkVA
飼い主さんにお見せするとたいてい
「そうですこれです!」と言われます。

この動画のわんちゃんのような短頭種に多いです。
チワワ、シーズー、フレンチブルドッグなどの鼻ペチャ品種ですね。

時々起こすだけなら様子を見ていただいて大丈夫です。
けれど、だんだん多く激しくなるようならご相談ください。
鼻や喉に炎症が起こっているかもしれません。

お薬飲ませ忘れ防止策

急に冷え込んできましたね(> <)
皆さま、どうぶつさんたち、お変わりないでしょうか。
動物達も寒さをきっかけに体調を崩すことがあります。
「いつもと違うな」 と思われたらどうぞご相談ください。


先日飼い主様がぽろりと
「 お薬飲ませ忘れちゃうんですよね^^;」
とおっしゃいました。

朝のバタバタが一段落したときや出先でふと
はっ お薬飲ませ忘れた... (・ ・;


私は自分の食前のお薬を忘れがちでした。
お医者さんにお話ししましたら、
「毎日必ず食前にすることと組み合わせると忘れにくいですヨ」とアドバイスいただき、
薬を台所に置いてみました。朝ごはんを作ろうと台所に立つと

あっ、飲まなくちゃ

と、飲み忘れが無くなりました。^^v
さらに朝食後に飲む薬は洗面所の鏡に貼り歯磨きのときに目に付くようにしました。
いつの間にか飲むのが習慣になっていました。


動物たちの食前・食後のお薬は、フードの近くに置かれると忘れにくいのではないでしょうか。

また、楽しいことと組み合わせると忘れにくいようです。たとえば、
お薬のときだけの特別なおやつを用意していただくと
お薬を飲ませる飼い主さんも飲む動物も楽しみになります。

お薬が効いて症状が和らぐと忘れやすくなります。
飲みきらないと再発し易くなる、効きにくくなる薬もあります。

ご家族とどうぶつさんに合った方法を見つけてみてください。

しこり

体重と共にご相談が多いのが「しこり」です。

お家で動物のからだに触っていて、あれっ?こんなところにグリグリあったかな?と、
気が付かれて来院されます。


最初に「細胞診」という検査をします。

注射の針をしこりに刺して少し細胞を採り、顕微鏡で観察します。

ちくっと針が刺さるときだけ痛いです(><)。
けれど、採れてくるほんの少しの細胞に情報が詰まっており、
大切な検査です。

たいていその場で診断できますが、
判断が難しい場合は検査機関に外注し、専門医に診断してもらいます。

その結果と飼い主さんのご意向で、そのまま様子を見る、手術をするなど治療を決めます。


私の実感ですと、診せて頂いたしこりのうち、
すぐに手術で取らなければならないのは1割あるかないかです。

もし取った方がいいものでも、
しこりが小さいうちですと小さな創で済み、手術時間も少なく、
動物の負担が小さく済みます。転移の可能性も小さいです。

もし「しこり」に気がつかれたら、早めにご相談ください。

節電とクーラー

皆さま、お盆はいかがお過ごしになりましたか?
まだ暑いですね。元気なのは蝉ばかりです。


飼い主様と暑さ対策のお話をしていると、
「今年は節電しなくちゃいけないから、冷房をかけにくい」と伺います。
でも、今年の夏は人も動物もクーラーなしでは厳しいですよね...

そこで。エアコンのフィルターのお掃除がまだの方、いらっしゃいますか?

動物が居るお部屋のフィルターは他の部屋より早くホコリが溜まります。
こまめなフィルター掃除で4%の電力削減だそうです。

当院でも、入院室、待合室、診察室の順でフィルターが汚れます。
お掃除してみると、同じ設定なのに一段涼しい風が流れてきます。


余談ですが、先日はパソコンのファンの音が大きくなり、
送風口をみたら毛がびっしり付いていてびっくりしました。

暑い時期も後半になりました。元気に乗り切りましょうp(^ ^)q


夏休みは8月頭にとらせていただきました。
次の臨時休診は日吉神社祭礼のため
9月17日(土)~19日(月)です。
勝手ながら宜しく御願いいたします。

熱中症

7月後半に入り、夏本番です。
皆さま、動物さんたち、いかがお過ごしでしょうか。

話題にするのが少し遅くなってしまいました(・・;
今回は熱中症について書きます。

節電で冷房を控えて、人の熱中症が増えているそうですね。
動物の熱中症も出ています。

動物達は鼻先から尻尾まで毛におおわれているので、熱さには弱いです。
真夏にセーターを着ることを想像してください。

足の裏からしか汗をかけないので、体温を下げるのも苦手です。

お留守番のときは冷房を切ってしまうおうちもあるそうですが、
風が通るようにする、冷房を入れるなど、対策をしてあげてください。
目安は飼い主さんがしのげる程度には御願いします。


冷房が嫌いで、クーラーを入れると部屋から出て行ってしまう子もいます。
家のどこかはクーラーを効かせてドアを開けてておくか、
窓を開けておき、家に熱がこもらないようにしましょう。


熱中症は恐いです。
元気だった子が数時間で命を失ってしまいます。

もし熱中症になってしまったら、

水が飲めるなら少しずつ与えて下さい。
ぐったりしていたら、まずは濡れタオルでくるみ、部屋を涼しくして体温を下げて下さい。

元気が戻らない、症状が重いなら病院へ連れて行ってください。

元気に無事に夏を過ごせますように。

減量

前回は体重のお話を書きました。
http://shimizuah.com/news/cat8/post-13.html

今回は減量についてです。

体重を減らすには、

   ☆摂取カロリーを減らすこと
   ☆適度な運動

です。
人間のダイエットと同じですね。 (^-^)
特に食事の調節は不可欠です。

1日に与える食べ物の量は決まっていますか?
フードとおやつの一日の量を決めましょう。
それを与えきったらその日の分はお終い。
ご家族共通のルールにしてください。

1週間たったら体重を量ってみて、
減っているならその量で続けましょう。
変わってない、増えているなら食べ物の量を減らしましょう。

思ったように体重が減らないなら、フードをライトタイプにする、
おやつをカロリーの少ないものに変えると上手くいくことがあります。

おやつを与える回数を減らすと動物達はがっかりしてしまうので、
ジャーキーを一度に1本与えてるなら1/2本にしてみてください。

減量のための治療食もあります。
どうしても上手くいかないときはご相談ください。



「ごはんを減らすのかわいそうだから、運動だけで体重を減らしました!」
という飼い主さんがいらっしゃいました。
どれくらい運動させたか伺いましたら、
毎日3時間散歩したそうです。
飼い主さんの体力アップにもなりそうですね。

体重について

診察は体重測定から始まります。

体重を気にされる飼い主さんは多く、
「この子の体重は適当ですか?」とよくきかれます。

犬も猫も満1歳の体重が理想体重です。
大型犬は1歳2ヶ月~6ヶ月まで成長しますので、成長が止まったときを目安にしましょう。

プロポーションとしては
犬なら上と横から見て腰がくびれていること、
胸を触ってあばら骨がすぐ触れることが目安です。

猫なら上から見て腰がくびれていて、
横から見てお腹が垂れていないことです。

ウサギさんは肉垂に顎が埋まらない程度でしょうか。

おうちの動物さんはいかがですか?